2016.12.25
野球で肩が痛いときに知っておきたい棘下筋のテーピング方法
2016.12.26
今回はセルフチェックを行った際、「小円筋(しょうえんきん)」に痛みが出たときの強い味方「小円筋」のテーピング方法をご紹介します。
野球をしていて肩が痛い・・・でも「明日が大会」「休日で整形外科が空いていない」「練習がどうしても休めない」等すぐに病院に行けないケースも多くあるでしょう。
そんな時に誰でも簡単に巻けるテーピング方法をご紹介しておりますので是非ご利用ください!
野球肩のセルフチェック方法は下記のページでご紹介しております。
小円筋は、肩関節を安定させるために重要な肩のインナーマッスルと呼ばれる4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の一つです。
小円筋の詳しい説明は下記リンクでご紹介しております。
キネシオテープは、ドラックストア(薬局)で購入できます。幅が違うタイプがいくつかありますが、【5cm幅】がオススメです。
長すぎたり短すぎたりしないようにテーピングの長さを決めるために、まずは貼るポイントを決めていきましょう。
腕を斜め前方向45度上げて親指を下に向けます。
脇下から指4本分がスタート位置です。
そしてゴール位置の確認です。
胸面の肩のへこみがゴール位置です。
スタート位置からゴールまでテーピングをあて、長さを測ります。
長さを決めたらテーピングを切っていきます。
完成です。
※角を丸く切ると剥がれにくくなるので時間がある際は画像のように丸くしましょう。
一方の端の台紙を先に剥がします。
スタート位置にテーピングの端を貼っていきます。
テーピングを引っ張らずにもう一方の端をゴール位置に貼ります。
後ろから見るとこの位置です。
これで小円筋サポートテーピングの完成です。
今回ご紹介したテーピングはすぐに病院に行けない場合の動きをサポートする応急処置を目的としたテーピングです。
小さな痛みや違和感を放っておくことで、大きな怪我に発展する可能性があります。
トレーナーがいる場合はすぐに相談し、整形外科またはスポーツドクターがいる病院を受診してください。
酒井貴司(Takashi Sakai)
柔道整復師。1988年生まれ、山形県出身。専門分野は、野球選手・バスケットボール選手・ハンドボール選手のコンディショニングとパフォーマンスの改善を担当。テクノロジーを活用したデータ分析で、選手のトータルサポートを行う。
この記事が役に立ったらいいね!してね