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野球で肩が痛いときに知っておきたい棘下筋のテーピング方法

2016.12.25

野球で肩が痛いときに知っておきたい棘下筋のテーピング方法

  • 野球選手向けテーピング

以前ご紹介させて頂いた野球肩のセルフチェック方法。

野球で肩が痛いときに絶対やるべき4つのセルフチェック

今回はこのセルフチェックを行った際、「棘下筋(きょくかきん)」に痛みが出たときの強い味方「棘下筋」のテーピング方法をご紹介します。
誰でも簡単にテーピングが巻けるよう詳しくご説明しておりますので、野球をしていてすぐに病院に行けないときなど参考にしてください。

■棘下筋とは?

棘下筋は、肩関節を安定させるために重要な肩のインナーマッスルと呼ばれる4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の一つです。
棘下筋の詳しい説明は下記リンクでご紹介しております。

野球で重要な肩のインナーマッスルの役割と4つのトレーニング

■棘下筋テーピング方法

準備するものは「キネシオテープ」と「ハサミ」です。

キネシオテープは、ドラックストア(薬局)で購入できます。幅が違うタイプがいくつかありますが、【5cm幅】がオススメです。

棘下筋テーピング

長すぎたり短すぎたりしないようにテーピングの長さを決めるために、まずは貼るポイントを決めていきましょう。

まず耳の外側から下に向けて垂直に線を引きます。

棘下筋テーピングスタートポイント1

次に頭の後ろで手を組んだ状態で肘から肩甲骨まで直線に線を引いた交点をスタート位置とします。

棘下筋テーピングスタートポイント2

そしてゴール位置の確認です。

肩の角から指2本分下のポイント(画像のあたり)がゴール位置です。

棘下筋テーピングゴールポイント

スタート位置からゴールまでテーピングをあて、長さを測ります。

棘下筋テーピング裏取

長さを決めたらテーピングを切っていきます。

★Point★切る際はテーピングをピンと貼った状態で切ってください。

棘下筋テーピング切り取り1

10センチ程残して縦半分に折ります。
キネシオテーピングの裏には5センチ幅の線があるので測る際の目安にしてください。

※角を丸く切ると剥がれにくくなるので時間がある際は画像のように丸くしましょう。

棘下筋テーピング長さ10

折り目に沿って切ります。

棘下筋テーピング切り取り2

Y字テーピングが完成!

棘下筋テーピング切り取り3

いよいよ貼っていきます。

二股の方の台紙を先に剥がします。

★Point★台紙を全て剥がさないように!

棘下筋テーピング剥がし方1

背筋を伸ばし手の平をお腹に当てます。

棘下筋テーピング貼り方1

後ろから見るとこんな感じです。

棘下筋テーピング貼り方2

二股の1方をスタート位置に貼ります。

棘下筋テーピング貼り方3

その位置から拳1個分下にもう1方を貼り付けます。

棘下筋テーピング貼り方4

最後にゴール位置(肩の角から指2本分下)にテーピングを引っ張っらずに貼ってください。

棘下筋テーピング貼り方5

完成です。

棘下筋テーピング完成

まとめ

今回ご紹介したテーピングはすぐに病院に行けない場合の動きをサポートする応急処置を目的としたテーピングです。

小さな痛みや違和感を放っておくことで、大きな怪我に発展する可能性があります。

トレーナーがいる場合はすぐに相談し、整形外科またはスポーツドクターがいる病院を受診してください。

この記事を書いた人
酒井貴司

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