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今回は、ローテーターカフの中でも「肩甲下筋(けんこうかきん)」のトレーニング方法をご紹介します。
肩甲下筋は、肩関節を安定させるために重要な肩のインナーマッスルと呼ばれる4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の一つです。
肩甲下筋の詳しい説明は下記リンクでご紹介しております。
野球で重要な肩のインナーマッスルの役割と4つのトレーニング
チューブは高級な物ではなくても、100円ショップ等で購入出来る物でOKです!タイマーはスマホやキッチンタイマーでOKです!タイマーを利用して時間を意識して行うことができるので必ず準備してください。
チューブの端を持ち、肘を90度に曲げ、チューブが伸びていると感じるところまで離れ真っ直ぐ立ちます。
肘が身体から離れないように意識して、前腕(肘から手の部分)を内に閉じます。
閉じる動作の際は手首を曲げたりせずに真っ直ぐ!
前腕が身体に触れるところまで閉じます。
チューブが緩まないところまで開きます。
この動作を約30回繰り返していきます。
1回の動作に6秒かかるので180秒(3分)にタイマーをセットしましょう!
週3回以上(できれば毎日)、1回3セット(セット間の休憩1分間)行いましょう。
身体ごと捻っている。
肘が曲がりすぎていたり、チューブと手を結んだラインが斜めになっている。
肘が伸びすぎている。
手首が曲がっている。
戻した際にチューブが緩んでいる。
肘が身体から離れている
肩の中の方が熱くなる感覚やダルくなるような感覚があれば、しっかりとトレーニングができている証拠です。あまり疲労がない場合はチューブが緩んでいたり、動作が速すぎる可能性があります。正しいフォームを意識して行いましょう!
肩甲下筋は肩の内旋動作に関与する筋肉になるため、投球時に腕を振る際の重要な筋肉です。症状が出る前からケアの1つとして、トレーニングを行うことで機能低下のリスクを最小限抑えることができます。またトレーニングを行うだけでなく定期的に筋力が低下していないかセルフチェックを行ったり、ドクターやトレーナーにチェックしてもらうことも大切です。
肩甲下筋トレーニングは、リハビリや障害予防の観点だけでなくパフォーマンスアップのためにも必ず行いましょう!
肩甲下筋以外の肩のインナーマッスルトレーニング方法はこちら
肩を強くしたい野球選手のための棘上筋トレーニングの方法と注意点
肩を強くしたい野球選手のための棘下筋トレーニングの方法と注意点
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肩が痛いときに行うセルフチェック方法はこちら
野球で肩が痛いときに絶対やるべき4つのセルフチェック
大山翔平(Shohei Oyama)
兵庫県出身。履正社医療スポーツ専門学校卒。専門分野は、野球選手のコンディショニングと投球動作・打撃動作の分析とトレーニング指導。テクノロジーを活用したデータ分析で、選手のトータルサポートを行う。
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